フィラリアとエキノコックス

エキノコックスってなに?

エキノコックスとは、寄生虫の一種です。エキノコックスによって体になんらかの異常を引き起こすことをエキノコックス症といいます。エキノコックスに感染しているキタキツネやイヌ・ネコなどが糞をして、そこにいるエキノコックスの卵が飲み物を飲んだり・食べたりするときになんらかの形で口から入り感染します。

エキノコックスは肝臓に寄生し、重い肝機能障害を起こします。まれに肝臓がんと誤診されることもあるそうです。

エキノコックス症の症状

エキノコックスは成人の場合、ヒトの体内に侵入してから嚢胞が小さい約10年ぐらいは無症状のことが多いそうです。初期症状は無症状のため気付かないことが多いですが、時間とともに進行していき、肝臓肥大を起こし右上部の痛み、皮膚の激しいかゆみ、お腹に水が溜まったりする症状が出始めます。

次に肺に症状が出て、咳や血を含んだ痰、胸痛、発熱などの結核に似たような症状を起こします。酷くなると、脳・骨・心臓にも寄生し、非常に危険な状態になる場合もあります。嚢胞が破裂して内容物が漏れるとアナフィラキシーショック起こすこともあります。

エキノコックスの広がりと感染

北半球寒冷地に限られるシベリヤやアラスカ等で寄生していました。日本では大正時代北海道で野ネズミが大量に発生したことから千島列島のキタキツネが放たれ、そのときにエキノコックスも一緒に入ってきてしまったと言われています。

それから北海道全域にエキノコックス感染が広がったとされています。近年、北海道に限らず青森や愛知でエキノコックスが発見されています。

エキノコックスに感染するワケ

感染する理由として、ペットとして飼われていることも多いイヌ、野生動物はキツネが問題視されています。野生のネズミはエキノコックスに感染しているものが多く、それを食べる習性があることから腸の中に寄生し、成長して産卵します。

そして糞とともに外に排出します。その卵がなんらかの理由で口から体内に入り幼虫として肝臓に寄生して、はじめてエキノコックス症を引き起こします。ヒトからヒト、野ネズミからヒトの間で感染することはないそうです。潜伏期間が10年~20年と長いことから長期間に及んで体内に寄生虫が入っていると思うととても気持ち悪いですね!

エキノコックスに感染しないためには?

★小川などの生水は絶対に飲まない。

★果物屋や山菜などはよく洗う。熱を加えてから食べる。

★外出後はよく手を洗う

★野生動物やキツネには近づかない。エサを与えない。

エキノコックスに感染しないためにも、北海道衛生部や保健環境部は呼びかけをしています。自然がいっぱいで野生の動物が多く生息しているからこそ寄生虫などによる感染症にかからないよう注意をしなくてはいけませんね!!

sumaho